第40章本当にただの偶然だったの?

エマはジェームズにべっとりと舌を突き出し、いたずらっぽく目をきらめかせたまま、シャーロットのほうへ向き直った。

シャーロットはエマを見つめ、断れずにいたが、アンディとノアのことが頭をよぎって眉をひそめた。

シャーロットのためらいに気づくと、エマは首をかしげてしばらく考え、それからポケットに手を入れて、色とりどりの飴をひとつかみ取り出した。シャーロットへ差し出し、「ノアが、甘いって言ってた」と言う。

シャーロットはすぐに察した。初めてエマに会ったとき、アンディが飴をひと粒くれたことを思い出したのだ。

だが、ジェームズだけは飴の束を見て顔をしかめた。

「エマ、その飴はどこで手に入れた? ...

ログインして続きを読む